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キリンディステラリー御殿場蒸留所の写真集

サントリーウイスキー「響17年」「白州12年」が販売休止になるそうで世界的なウイスキーブームで原酒が不足しているのが原因だそうです。
2004年にキリンディステラリー株式会社から「The Fuji Gotemba」というシングルモルトウイスキーを発売しました。
店頭では販売をせずインターネットだけの販売で、かなりしっかりした富士御殿場蒸留所の写真集が付いていましてこの写真集の撮影を私が担当しました。
この時はウイスキーの全国の出荷量が現在の半分以下でクライアントからも人気のないウイスキーをなんとかしたいと言っていたのを覚えています。
撮影は工場内外 ウイスキーの製造工程や樽庫 イメージとして富士山の朝焼け 樹海 木々に霧がかかっているところなど4日間かけて撮影しました。
この仕事はAPA日本の広告写真年鑑2006年に掲載されました。

工場内は光が乏しくウイスキーを寝かしておく樽庫などは正面からの光しか入ってきません。当時はまだデジタル化が進んでおらずフィルムでの撮影でした。通常印刷にする写真はポジフィルムで納品する事が普通でしたがこの撮影は ネガのフィルムで撮影をしてプリント作業で明るい部分と暗い部分を調整して紙焼きプリントで納品しました。
実はこの仕事前回のブログで紹介しましたコダックフォトサロンでの個展を見たアートディレクターが展示されている夜景のプリントを見て
「なぜシャドウがこれほど質感が出ているのか?」と質問があり話をしているうちに
「光のあまりない所での撮影があるのだが」と相談を受けてこの仕事が決まりました。

私の経歴を少しお話し致します。(3)

前回からの続きです。
六本木のクラブに通うのも半年ぐらい、あてもなく撮影だけしてフィルムはたまる一方でなんとか形にしようと思っていたところ、友人から紹介してもらったCDレーベルのプロデューサーから声がかかりドゥービーブラザーズのパットシモンズが日本でソロアルバムを出すのでその写真の撮影を頼まれました。
撮影はロサンゼルス 約1週間の滞在で撮影。始めて行ったロサンゼルスの印象は、ちょうど1月に行ったのでとても温暖で過ごしやすく、高い建物があまりないので空が広く感じました。
残念ながら撮影をしたフィルムはデザイナーから帰ってこないので写真はジャケットの写真のみです。

私の経歴を少しお話し致します。(2)

30歳の時(1993年〜94年)私の友人にグラフィックデザイナーがいて彼に誘われ六本木のクラブに行きそこに来る黒人たちの写真を撮影するようになりました。
ちょうど日本でヒップホップがはやり始めた頃で DJキャッシュ DJカーティスなどがターンテーブルを回していました。
夜の11時頃からみんな集まり始め明け方まで踊り明かします。私も朝まで撮影しますがもうクタクタ。
黒人たちは本当にタフです。
この時のフィルムは白黒で撮影。一晩に36枚撮り 10本くらい撮影しました。
今のデジカメの感覚で考えると合計360枚? 少ないと思うかもしれませんがフィルムでの撮影はこんなものでした。